熊本地震
2016年4月28日~5月2日
当院から安間圭一医師、谷内洋子看護師、平 康宏看護師、宇野寛一調整員、他1名が熊本県上益城郡益城町に派遣。過密避難所から避難者を分散し、劣悪な生活環境を改善する「益城町 避難所対策チーム」の一員として活動しました。
避難者に配付されたチラシ
A:福祉避難所、B:温泉旅館、C:青少年自然の家の3つのプランを準備。
活動内容 ・避難者へ告知 チラシ配布、全館放送などで避難者の皆様に周知を行いました。 ・希望者との調整 希望者と面談して日程などの調整を行いました。 希望者が過密避難所のどこにいるかの把握が難しく、常駐保健師と情報交換しながら確認しました。 ・利用者のメディカルチェック 温泉旅館まで3時間かかるため出発前、帰還後にメディカルチェックを行いました。 |
活動を振り返って
訪問した益城町内の避難所は通路にまで人があふれかえり足の踏み場のないほどの超過密状態。そのままの避難生活は健康被害を起こす恐れがあることを肌で感じました。活動開始当初は移動することに懐疑的な方が多く希望者が集まりませんでしたが、利用者の感想から徐々に希望者が増え、私達の活動後、過密状態が解消されたことを知り、大変うれしく思います。このような避難所対策は石川県が被災した場合にも起こりえる問題であり、この貴重な体験を活かしていきたいと考えています。