令和5年度中部ブロックDMAT実働訓練

2023年10月14日 山梨県

 中部9県のDMATおよび関係機関による実働訓練で、今年は山梨県で開催されました。中北および峡南地域を中心に最大震度6強の地震を観測、また富士山において火山性地震が増加し、噴火警戒レベルが4に引き上げられた、との想定で訓練が行われました。当院からは1チーム6名、コントローラー1名が参加しました。

① チーム参加:

 村上医師、古河医師、谷内看護師、玉田看護師、唐木調整員、金木調整員が参加。今回参集したチームは主に①地震で負傷された方の治療、②富士山火口から近い病院の入院患者避難を行いましたが、当院は、②富士吉田市立病院からの傷病者搬送を担いました。
 火山の噴火という例年とは異なる想定での訓練でしたので、多くの気付きがあり、有意義な訓練となりました。

② コントローラー参加:富士吉田市立病院

 安間医師が参加。火口から1.8kmに位置する同院は第2次避難対象エリアに属するため噴火警戒レベル4で全避難が必要となります。効率よく避難を行うため院内ではPCシステムで情報共有するなど様々な工夫がなされていました。
 一方、担送患者を搬送する車両の確保に苦しみ、搬出が滞るといった課題もみられました。支援DMATは病院支援指揮所を立ち上げ、病院職員と協働して搬送トリアージや搬送支援を行いました。当院のチームも指揮所に参集(写真左下)、活動しました。