甲状腺診療科
放射線を出すアイソトープを含んだ放射性医薬品は、体の外からは見えない場所の病気や臓器の状態を教えてくれるおくすりです。放射性医薬品を投与して、ガンマカメラで体内の分布状態を撮影するのが核医学検査です。放射性薬品による副作用は、最近の5年間の調査で10万人の検査で2.1~2.5人と他の検査に比べてきわめて少なく、安全です。核医学検査が患者さんの苦痛の少ない検査法として世界的に普及してきた理由です。全身の骨にけがや転移がないか、腫瘍や炎症の部位、認知症の早期診断、心臓のはたらきや心筋に血流不良がないかなど多くの病気の診断に用いられています。病気の状態を正確に把握できるので、適切な治療方針の決定や経過の的確な観察に核医学検査が必要とされています。
担当医のひとこと
2台のSPECT(ガンマカメラ)で年間2,000件を超える検査を行っていますが、検査だけでなく、アイソトープを用いたバセドウ病の治療も行っています。がんの骨転移の痛みをとる緩和療法もアイソトープで可能となりました。当院の特徴としては、超音波検査、甲状腺生検やエタノール注入を含めた総合的な甲状腺疾患の専門外来を担当しています。
スタッフ
副企業長
横山 邦彦
専門分野腫瘍核医学、甲状腺・副甲状腺疾患、RI治療
専門医認定/資格等日本医学放射線学会放射線診断専門医・指導医、日本核医学会核医学専門医・指導医・PET核医学認定医、
肺がんCT検診認定機構認定医師、金沢大学医薬保健学域医学類臨床教授、金城大学特任教授、第一種放射線取扱主任者
原子力規制委員会緊急事態応急対策委員
部長
辻 志郎
専門分野中枢神経核医学、甲状腺超音波診断
専門医認定/資格等日本核医学会核医学専門医、日本核医学会PET核医学認定医、第一種放射線取扱主任者
外来診察表
甲状腺診療科を受診される方は、事前に予約が必要となります。
紹介状をお持ちの方も事前に予約が必要となりますのでご注意ください。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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午前 | 10時前予約 | 8:00~11:30 | – | 横山 | – | 横山 | 山瀬 |
10時以降予約 | 8:45~11:30 | ||||||
午後 | 完全予約制 | – | – | 横山 | – | – |