研修医の風景/小澤 由明
研修医アンケート:小澤 由明 2010.3.31
Q.当院の初期研修に対する受け入れ体制についていかがでしたか。
体験型病院見学など積極的な取り組みを行っており(受験すれば絶対に受かる病院で)、コメディカルの方々も快く受け入れてくれる雰囲気があるので、研修医を受け入れる体制は良いと思います。
Q.研修プログラムや指導医の指導などについていかがでしたか。
改定前のプログラムでしたので、内科6ヶ月、外科3ヶ月、麻酔科・救急3ヶ月を1年次に、地域医療・保健所1ヶ月、産婦人科1ヶ月、小児科1ヶ月と希望する科を9ヶ月というプログラムでした。自分は自由枠で内科、耳鼻科、皮膚科、眼科をまわりしましたが、その内4ヶ月は金沢大学病院で研修させていただきました。 忙しい日常診療の中で、どこの病院でもなかなか指導していただける機会はないかとは思いますが、数多くの患者を担当させてもらえるので、現場で冷や汗をかきながら様々な状況に振り回されることで、実践力がついていった気がします。また、内科研修=「内科+救急」研修でしたので、日中の救急車は外科系も含めすべてコールされました。1年次には救急の先生がいなかったので正直なところあまり勉強になりませんでしたが、2年目の内科研修では常勤の救急の先生がいらっしゃいましたので丁寧に指導していただきとても勉強になりました。
Q.当院での研修全体を通しての感想をお聞かせ下さい。
病院としては中規模ですが、院長をはじめ病院全体として急性期病院として意識が高いので、病院としてのアクティビティーは高く経験できる症例はとても豊富で、かつ稀な症例に偏ることなくバランスの取れた研修ができたと思います。また、研修医はいろいろ不手際が多いものですが、コメディカルの方々が親切に接してくださるので癒されました。マイナー系に進むことになりましたが、この病院での経験が様々な場面で役に立っています。2年間本当にありがとうございました。
2009年1月
当院では自由な研修計画を立てられる点がメリットです。内科では病棟業務だけでなくエコー検査実習やPET/CT/MRIの読影実習、各種検査の実習も行い基本から勉強しなおすことができました。救急車の初期対応も任され、プライマリケアもマンツーマンで指導して頂きました。麻酔科では気管挿管を豊富に経験できました。現在は外科でアットホームな雰囲気で楽しく研修しています。
今日は腹腔鏡手術の助手として入りました。カメラの使い方を教わりながら奮闘中です。
2008年8月
現在、麻酔科にて研修中です。
無題
平成20年7月
4月から6月までは内科研修の前期でとても忙しかったです。新しい環境に慣れることも大変でしたが、電子カルテの使い方を覚えるのが大変でした。上級医の先生やコメディカルの方々にご迷惑をおかけしながら一つ一つ身につけていきました。大学で学んだことと臨床現場ですべきことのギャップの大きさに戸惑いながらも、やさしく丁寧に教えてくださる先生方のおかげで少しずつ充実感を感じられるようになってきました。