研修医の風景/杉本 優弥
研修医アンケート
平成25年7月
Q. 当院の初期研修に対する受け入れ体制についていかがでしたか。
研修室の改装、iPadの貸与、医学図書の充実など、研修の質を上げる配慮がされていると思いました。
Q. 研修プログラムや指導医の指導などについていかがでしたか。
内科で8ヶ月、麻酔で2ヶ月、外科2ヶ月というスケジュールでしたが、内科は救急とセットになっているので、確実に経験としては他に比べ多いと思います。 救急は専門医の先生にみっちり指導して頂けますし、内科では初期では先生の指示を見て学び、後期にはできる範囲で自分でオーダーを入れ、先生に助言して頂く形だったので、個々に合った成長ができたと思います。
麻酔、外科は(内科もそうですが)、希望すればどんどん手技をさせて頂きました。ただ、内科では上級医が変わるので、固定した指導医によるフィードバックの時間があってもよかったと思います。
Q. 当院での研修全体を通しての感想をお聞かせ下さい。
よく言われているように、各科の垣根がないので、相談しやすく、また様々なジャンルの患者さんを持たせて頂きました。
長い間、「内科」として研修できるので、入院から退院までをしっかりと担当できたのがいい経験になったと思います。
どの科でも、指導、見守って頂きながら、実務的な医療をさせてもらい、大変な反面、大きな自信になったと思います。
まだまだ学び足りないことが多いので、この病院でもっと研修したい気持ちでいっぱいです。
これから、この研修で学んだことを生かしていきたいです。
1年とちょっとと短い間でしたが、ありがとうございました。
これまでの研修の総括と抱負
平成25年1月
これまで内科、麻酔科で研修させて頂きました。内科では病棟業務に加え、救急対応も行うため、来院・入院から退院の対応まであらゆること(診察、検査、病態の把握、治療計画、オーダー、紹介状作成など)を上級医に指導して頂きながら、主体となってさせて頂きました。
また、麻酔科では、救急でも必要なバックマスク換気、挿管、脊髄麻酔などの手技、導入から維持、抜管、術中の緊急時の対応などをさせて頂きました。
これらの研修で様々な症例を経験、勉強させて頂きましたが、自分には知識、経験、技術などがまだまだ足りないことを痛感しました。また、実際の医療現場においては、学生時代に学んだ知識をそのまま適用できないことも多く、その時々に応じて柔軟に考察し、最善の対応を考える必要があることを思い知らされました。
これから、将来必要となる臨床医としての能力、知識、手技を少しずつでも身につけられるよう、まだ経験したことのない症例を中心に担当させて頂き、自分なりに患者さんにとって最善の医療を考えていきたいと思います。
当院の研修で8ヶ月たって
平成24年11月
研修8ヶ月目にさしかかり、ようやく働いている実感が湧いています。出来ることが増えたことで、以前とはまた違った大変さがありますが、同時に臨床の面白さも感じられるようになりました。
今は心臓カテーテル検査に参加させてもらい、有意義な毎日を送っています。知らないことが多く、大変ですが、先生方に教えて頂き、新しいことを覚えるのがとても楽しいです。
1ヶ月たっての感想
平成25年5月
1ヶ月経って、そろそろ業務にも慣れ、毎日充実した時間を送っています。正直、他の病院で研修していないので比較はできませんが、松任中央病院は自由度が高く、自分で診断を考え、検査などを入れ、自分なりに診療を進められます。というと、放置されているようですが、もちろん、上級医が患者ごとについて分からないときは相談し、間違っているときはしっかり指導してくれます。
また、内科研修をしながら救急の研修をして入院となった患者さんを受け持つので、大変ですがとても流れがつかみやすく、勉強になります。やる気次第でどれだけでも成長できる研修病院だと思うので、これからも自分なりに成長できるよう頑張りたいと思います。